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BLの終焉

Rあり、男性同士の恋愛小説を載せております。

最近の記事

こんにちは。 

【未成年の方の閲覧不可です】

皆様、こんにちは。
2月25日0時更新予約しております。

※現在連載中の記事がなぜか消えて、いや消してしまいました(涙)
復旧するまで右のカテゴリをご覧下さいませ。


※このブログの歩き方ですが

まずScandal を読まれながら同時に大野敦の憂鬱の3までをお読みになり
他の永田町シリーズと大野敦の憂鬱の4から続きを読んでいいただくと
良いかと思います。

まだ目次の整理が出来なくて、右のカテゴリから入られるのが
お薦めです。
カテゴリは下から古い順です。
ただ永田町シリーズではないのもあります。
それも下のほうにございます。

読みづらく大変申し訳ございません。


※腐っております。R指定もございますので
閲覧にはご注意ください(^_^;)
(18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください)


目次です。】←こちらから目次に飛べますが
整理できてません、ごめんなさい(/ω\)


【いただいたコメントについて】
いただいたコメントはいただいた記事にてお返事しております。
鍵コメに関してもイニシャルでお返しさせていただいてます。
鍵拍手コメも同様にイニシャルでコメレス欄にお返しいたします。
拍手コメも記事のコメ欄へレスさせていただきます。

いつもありがとうございますm(__)m


Category: 雑記

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水星の欠片 24 

水星の欠片 24





下を見終わってモノレールで上に引き返し
モノレールを降りたところだった。

「健くん!
なんでいるの!?」

坂本と…飯島だった。

誰?と言うようにこっちを見上げる馨。

「知らない子。
行こう!」

連中を避けてわざとらしく馨と
恋人繋ぎして無視してレストランの方へ向かった。

「なんで無視するの!?
その子誰!?」

知るか!

馨との時間に割り込むな!

「…健?
どうしたの?
友達じゃないの?」

「全然。
クラスメイトだけど友達じゃないから」

「……そう。
でも(健くん)だって。
健のこと好きなのかな」

「好かれたって俺が好きなのは
馨だけだから」

「……ありがとう」

ちょっとはにかんで笑う馨の可愛さが
あいつらに分かるか。

煩くて遊んでばかりで付きまとってくる
女子なんて興味ない。

「でも…あの子たちにも僕が見えたんだね」

「馨は生きてここにいるんだから
当たり前だよ」

「…うん。そうだね」

「それより何食べる?
昔来たことがあるんだけど
カレーとハヤシ半々メニューが
すごく美味いんだ」

「健と同じものでいい」

「食券買ってくるから待ってて」

レストランの席から離れた途端、待っていたかのように例の二人が
馨の傍に飛んできたんだ。

「うちの子じゃないよね。
うちにこんな子いたら男子がうるさいもん。
もしかして中学生?
中学生と付き合ってんの健くん」

「…いえ、あの…」

「どう言う関係?」

「…いとこ…従兄弟です」

「お前らなに詰問してんだよ!
寄るな、触るな!
馨が穢れるっ」

食券持って並んでる時も馨を見てたから
トレーを抱えて慌てて戻ったんだ。

「いとこなんだってね。
遊びにきたの?」

「はあ!?
従兄弟じゃねーし!
馨と俺は付き合ってるの!」

「馨ってその子!?」

「そうだよ!
性格も顔も可愛くてピュアなんだから
あっち行けよ!」

「ユリカ…行こう」

「…でもっ」

「このままここにいたらユリカは
バカな子だよ?
いいから来なさい!」

飯島が無理やり連れていってくれたから
静かになった。

「…健、いいの?
あんなこと言って」

「あいつら馨のこと女の子と勘違いしてる」

「マジで!?」

「馨…すっかり現代に慣れちゃって…」

「あっ、そうだね…嫌いになった?」

「そんなことないよ。
馨は何をしても好きなの変わらないから」

「……」

赤くなって俯いたりしないんだ、女の子は。

手は繋がないと…危ない。
決してエロい気持ちで繋ぎたい訳じゃなく
危ないから…繋ぐんだ。


美術館にも行きたいと言う馨と一緒に
西洋美術館で丁度やってたルノアール展を見れて
馨も嬉しそうだった。

何て言うか、自然に溶け込んでいて
まさか今の子じゃないとは思わないだろう。
でも二度見する人もいる。
彼の透明感溢れる綺麗さのせいかな。


「運が良かったね」

帰りの電車で馨が言ったけど
十四の出会いが自分にとっては何より幸運だったんだ。

「運か…俺は馨に会えてラッキーだったけど
馨は未来に飛ばされて…嫌じゃないの?」

「あのまま死んだのかどうなったのか知りたくない。
ずっと健の傍にいたい…我儘だね」

「死んでないよ。
ここにいる馨が本物の馨で一人しかいないんだから」

「そうかな。
そうだったら…嬉しい」

そうに決まってる。

繋いだ手を握り返すこの熱はなんだって言うんだ。


あの連中に遭遇した以外は楽しい初デートで
満足だったんだけど…ドキドキ感と
顔の火照りはマンションに戻っても治まらなかった。




続く



本日も沢山の拍手、ご訪問ありがとうございました。

Category: 水星の欠片

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Shangri‐La 54 

Shangri‐La 54





「悠也さん、青空が眩しいですね」

寝室からのぞめる庭は庭師さんのお陰で
冬でも青々しい。

そのうち梅も咲きはじめる。

「…そうだね」

読んでいた雑誌から目を上げて彼も
庭を見た。

「今日は暖かいらしい」

「…ラジオ体操とかしたい気分です」

「ラジオ体操?
やったことあるの敦くん」

「あると思いますけど小学生の頃…
多分夏休みに。
はっきり覚えてませんけど
音楽がかかると自然に身体が動きます」

「面白いね、身体が覚えてるなんて。
私は子供の頃の思い出なんてちっとも
浮かんでこない」

「楽しかった事とか思い出せばいいんですけど
おぼろげですね」

「楽しいばかりじゃなかったんだろう」

「…そう言うことです」

「今、楽しいだろう?」

「はあ、まあ…楽しいと言うか
幸せですよあなたのお陰で」

「…私もだ。
生まれて何十年も絡みもしなかった糸が
触れあってしっかり結ばれてる。
そんな奇跡ってないよね」

「奇跡じゃなく必然じゃなかったんですか?」

「そう、そう必然。
こうしてベッドで過ごすのも
幸せだ」

「…幸せですけどー」

「なに?ですけど…?」

「これからも幸せは続くんですか?」

「きみと私は一緒だよ。
幸せに決まってる」

今、温めてる法案が国会で通らなければ
どうなるだろう。

悠也さんの立場は…?

「敦くん、今日は色々考えないで
のんびりしよう」

そうは言ってもね。

「じゃ…せめて散歩に…ダメですか?」

彼の手を取って唇を押し当てながら
上目遣いで見つめた。

「……うーん…コンビニでアイス買うくらいなら…」

たまには甘えてお願いしても
バチは当たらないだろう。

ダウン着てニット帽にマスクで
ワンペアの出来上がり。
僕のニット帽はオレンジだけど
彼のは黒。
頭から爪先まで黒づくめでいかにも怪しい。

「白のカシミヤが似合うね」

「あなたが選んで下さったセーターですから」

彼が選べばまず間違いない。
洋服のセンスがいいのは悠也さんや鈴木さん。
僕は同じものばかり選んでしまって
ダメ出しされるんだ。

「きみは何を着ても似合う」

手をダウンのポケットの中で握り合って
空気の珍しく澄んだ都心の路地を歩く僕ら。

人影なんてない。

「…ほら、良い空気。
家に籠るのも好きだけど散歩も好きです。
この辺りはジロジロ見てくるひともいませんから」

「ご近所さんたちだからね」

そう、僕たちを見ても声をかけず
そっとしといてくれる上品な方々ばかりだ。

マスコミも今は宮崎議員の事で嗅ぎ回っているからここには来ないだろう。

「僕は散歩が好きなんです」

「…そうだね」

「悠也さんは僕に合わせて下さってる」

「それだけじゃないけど」

「どちらかと言うと秘密主義で
ひっそり籠るのが好きなくせに」

「ははっ
青い空の下でする話しじゃないが
まあそうだね。
ベッドで絡み合ったままで良いよ。
1日中絡み合って繋がったまま」

確かに青空には似合わない話し。

「セックス依存症でもないのに」

「きみがそんな気分になるフェロモンを
放っているんだよ」

「そんなつもりはありませんけど
もしそうでも、あなたと居るときだけでしょう?」

「たまに嗅ぎつける輩がいるから
心配なんだ」

「でも長野先生と話せと仰る」

「長野は大丈夫だって。
律くんがいれば大丈夫だと言ったろう?
見たんだよ自由党のビルまで迎えにきた
律くんを。
あの長野が嬉しそうに笑ってたんだ。
それで裏切るほどクズじゃないと思いたい」

「……そうですね」

僕は疑っていたんじゃない、と言うつもりで
悠也さんの腕を抱き、胸にすり寄った。

「…愛してるよ」

「悠也さんへの僕の愛はすごく量が多い」

「それは―
…超嬉しいな」

「キスします?
でもおでこですからね」

「分かった」
乱暴に抱き寄せられ

フッと笑って優しく…
この上なく優しく額に落とされたキスの方が…
超超嬉しい。




続く



本日も沢山の拍手、ご訪問ありがとうございました。
まだまだしつこく続きます(;・∀・)

Category: 大野敦の憂鬱 21

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水星の欠片 23 

水星の欠片 23




こっちの気も知らないで馨は安心したように
寝てしまった。

今日の今、何かする勇気はないけれど
ちょっとは話したかった。

またいつ消えてしまうか考えてしまう。
前兆が何もないから馨は眠っているんだと
思うけれどもー

馨に触りたかった俺は白くてマシュマロのような頬を人差し指でツンと突いただけで
その夜は諦めて寝たんだ。



「健、ご飯だよ」

馨の声で起こされるなんて
久しぶりだったから飛び起きた。

「…健、寝れたの?」

エプロン姿で廊下から覗いている馨が
可愛すぎる!

「…う…うん。
ごめん、ご飯作らせちゃった?」

「大丈夫。
電子レンジも炊飯器も使えるから」

馨は器用だった。
前に覚えたネットもすぐに思い出したし
ネットのサイトで料理の勉強もしてた、そう言えば。


「…あ…やっぱり今日上野行きたいな」

「動物園?」

「それで明日は遊園地とか…」

遊園地もネットで調べたんだろうな。

「いいよ、土日だから勿体無いよね」

「健、勉強忙しい?」

「…馨に勉強頑張れって言われたから
成績だけはいいんだ。
だから平気だよ」

成績はいいけど付き合いは悪いと
評判らしい。
と、言うのは馨には教えない。

馨にイヤな部分なんて見せたくないんだ。

「あ、ご飯食べよ!」

「うん」

と、ダイニングキッチンに行って驚いた。

オムレツにサラダ、トーストそれと
ポタージュスープにオレンジジュースが並んでいた。

「これ、覚えたの?」

「うん。
健は今の人だから洋風も好きかと思って」

「…好きだけど…好きだけど作ってくれた
馨が一番好きかな」

「僕も」

と言って、
顔を赤くして正面に座ったから
きっとこっちも赤くなっていたんだろうな。

……慣れてないのが恥ずかしい。



「何これ!なに!?」
パンダ舎前の馨の喜びようったら
なかった。

「昨日言ったパンダ」

「……パンダ…変な名前」

「ジャイアントパンダ。
中国の珍獣だよ」

「……こんな動物も来るようになったんだね。
白黒だあ…」

柵から身を乗り出して眺めてる馨。

「ここにはパンダだけいるんじゃないから」

「そうだね、楽しみ」

買っといたパーカーが良く似合う。
赤が似合うと思ってた。

ボトムは彼のお気に入りのジーパン。
どう見ても女の子だけど。

誰が見ても可愛い女の子。
でも女の子の馨が好きな訳じゃない。

ピュアで優しい、色白の
戦火の中でから自分のところに来た馨が好きだ。

「健、こっち鳥!」

「…そっちは野鳥かな」

袖を引っ張られ連れ回されるのが嬉しいなんて
やっぱり馨だからだ。

「……馨、戻ってきてありがとう」

振り返らず馨が言った。
「運命だよ」
と。

「運命には逆らえないから
一緒にいようね」

「…うん。
あれっ!モノレールがあるよ」

大人しい馨がはしゃぐ姿…可愛い。

モノレールで下のエリアに行ってお昼にしようと思っていた。

その時、手は繋いでなかったけど
手を繋ぎたくなる事態が起こったんだ。




続く




本日も沢山の拍手、ご訪問ありがとうございました。

Category: 水星の欠片

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2018-02