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BLの終焉

Rあり、男性同士の恋愛小説を載せております。

Shangri‐La 56 

Shangri‐La 56




なんか、また…熱い。

「…悠也さん……」

「辛いか?」

「…いいえ」

「身体、ほどこうか?」

「このままでいいんです」

むしろこのままがいい。


彼を受け入れたまま彼の胸に突っ伏している僕。
心臓の音が僕を今癒している。

彼が心配するように
多少身体がダメージを受けても
この安らぎと充実感が欲しかったりする。


快感だけが欲しければ相手は誰でもいい。

ただ、欲しいのは身体だけじゃない。
僕に全てを捧げてくれている悠也さんとの情交だから心も身体も麻痺するんだ。

麻痺し…震え悦ぶ。

…どれだけ彼の心と身体が必要か。

「…あなた無しで生きていけない身体にしたんですから
責任は取ってもらわないと」

「……もしかして発情期?」

「違いますっ」

だから欲しい訳じゃない。

「…そうか、なんか肌がいつもより熱かった。
まあ自然に欲しくなれば
しめたものだ」

「……」

何を言ってるんだか。

「だから、身体だけじゃないと分かりませんか」

「分かってるよ。
私の心も身体もきみのモノだ」

「そうじゃないでしょ、
お互いが必要な相手でしょう!?
替えがきかない命です」

「そうだね…命懸けだ。
大事なきみを守る為なら何でもするよ」

「命を懸けられては困ります。
…とにかく何でもしないで下さい。
穏やかに暮らしたいんです僕は」

「それは私もだ。
ふー…
ちょっと動いていい?」

「……」

僕が黙って頷くと僕の腰を支え
ゆっくりと突き上げ始める。

騎乗位って密着度が強いからけっこう…くるんだ。

何度か内壁を往復されると
普通に呼吸できなくて息苦しくなって
声が溢れてしまう。

「…あ…つっ…う…ん」

痺れるような快感が頭まで突き抜けるようだ。

「きみの中、すごい収縮して気持ち良いよ」

彼の手が汗ばんでる。

「そんなの…知らな…ああっ」

一晩に何度も情交に及ぶのはいつものことだけど
僕の疲労を思ってかドライでイかせようとする。

ぎゅっと握られ吐精できない。

もう……おかしくなる。

「やだ、それ…悠也さ…」

射精しない方が楽だと彼は思ってるらしいけど
その後の吐精が結構キツイ。
塞き止めてたダムが決壊する感覚で
気を失いそうになるんだけど―

それが究極のオーガズムだと悠也さんは
言うんだ。ひとの気も知らず。

「離れられない…だろ…?」

彼の熱い精液の迸りを腹腔に感じながら
ドッと溢れる自分は…恥ずかしいと言うか
はしたないと言うか。

引っくり返されたままシーツを掴み
彼を見ない僕が不満で胸に抱き起こすけど
僕はやっぱり恥ずかしい。

それが悠也さんの萌え処だけどね。

多少変態が入ってるけど何をされても
強情に抗わない。

抗ったりしたら思う壺で翌朝起きれなくて
慌てて事務所に駆け込むことになる。
で、湊はニヤニヤするし
(鈴木さんに朝まで楽しんでたんですか?)と
からかわれるんだ。

それでなくてもマジで芯が熱を持ったまま
午前中は使い物にならない。

「…はぁ…もうこれ以上は…ダメです。
明日は忙しいんですから」

「もうマジで辛い?」

「…辛いです。降参」

はっきり言わなきゃ仕事休んでも
僕と一緒にいることを選ぶひとだから。

「風呂で原状回復してあげるよ」

「その前にここを片付けて下さい!」

「……あ、ごめん」

つまり、使用済みの例のモノや
汚れたシーツやタオルを始末しないと。

「…これ必要ですか」

足元にひとつ落ちていた未使用のコンドームパッケージを
拾い上げベッドサイドに置く。

「あ…申し訳ない。
最初はきみの身体の為に使うつもりなのに
その後はなし崩しに溺れちゃって」

溺れるのは僕も。
彼がコンドームを着けようと着けまいと
どうでもよくなる。
お互いの幸せの為に使った方がいいんだろうが。

「それはいいんですけど…」

「そっちに移ろうか」

僕にガウンを着せ椅子に座らせたまま
風のようにあっと言う間に片付けるさまは
見てて面白い。
……
そんなに僕の身体を綺麗にするのが好きなのかと
半分呆れてるんだけど。

「じゃ、行くよ」

お姫様抱っこされバスルームに連れていかれると
諦めてされるがまま。

「…悠也さん、お手柔らかに」

「大事にそっと触れるからね」

笑顔で言われるとー
僕に太刀打ち出来るだろうか。

僕は彼の手練手管にハマってるから
絶対無理な話しで。

「お風呂の中でのインサートは禁止ですからね!」

そう釘を刺すのがやっとだ。




続く



本日も沢山の拍手、ご訪問ありがとうございました。

Category: 大野敦の憂鬱 21

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