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BLの終焉

Rあり、男性同士の恋愛小説を載せております。

水星の欠片 29 

水星の欠片 29





暫く抱き合ったままだったけど
「健…最後までしよう?」
馨が言った。

本当に望んでいるんだろうか。

「平気?」

「僕が望んだんだよ。
健と結ばれることを」

自分がもうすぐ消えてしまうと
感じてるんだろうか。
なんだか…不安だ。

「…うん」

もう一度ベビーオイルを手にとって
花口に塗りつけると開けたあった箱から
コンドームをひとつ出した。

馨が俺の手に目をやる。

「…それを着けるんだよね。
僕が着けてあげる」

起き上がってパッケージの封を切ると
今まで手にしたことのないであろうソレを
勃起したままの俺のに器用にクルクルと被せた。

「…これ知ってるんだ。
ネットで見たから」

そりゃそうだろうな。
馨の時代にこんなのあったと思えないし。
あったとしても十四の馨が知る筈ない。

「…馨に悪いこと教えてるみたいだ」

「悪いことじゃないよ。
すごく大事なこと…」

「…そうかな」

「本気で恋して結ばれるのは自然の流れだよ。
例え同性であっても悪いことなんて
僕は思わない」

馨らしいな。

「…うん」

だったら本能のまま抱きしめてもいいんだ。

そのまま彼に覆い被さり片足を抱えると
そっとソコに押し当てた。

…薄紅色の馨の頬。

「……」

もう聞かない。
馨の覚悟は受け取ったから。

オイルのせいで案外スッと半分くらい入れて
「…大丈夫?」
と尋ねた。

「…健は?
健は気持ちいい?」

「…俺は…超気持ちいい。
馨の中あったかい」

「……あ…だったら…全部…入れて」

「痛かったら言って」

「……」

馨は無言で薄く唇を開いて呼吸してる。
ちょっと喘いでる感じだけど痛くても痛いと
言う性格じゃない。

馨の腰も抱え一気に強く挿入した。

「……は…あっ…」

「痛い!?」

「ううん…嬉しい…ひとつになれて…」

「俺も嬉しい。
…馨の中すごいよ、ギュウギュウ締め付けてくる」

初めてだから分からないけどこんなに柔らかく
それでいて締め付けてくるものなんだ。

ああ、芯がズキズキする。疼く。

動きたい。

「…健…動いていいよ」
俺の気持ちを察したように馨が囁く。

「……分かった」


なんかもう我慢できなくて
馨の中で動き始めた。

深く突いて…引き出して、突いて。

「…あっ…たけ…る…すき…だいすき…」

「俺も…」

はっはっと言う息づかいと
馨の喘ぎしか耳に入ってこなかった。

「…たけ…る…ああ…」

「馨、無理かも」

「……僕もダメ…もう…いく」

その声に数秒遅れて大きな満足感と一緒に
射精してた。

突っ伏したままの自分の頭を撫でる馨の細い指を
握った。

「身体…大丈夫?」

「まだ火照ってるけど平気」

「馨は俺のだよ。
一生…一緒に生きて行こうね」

「……うん」

少しだけ間を置いて馨が返事をした。




続く



本日も沢山の拍手、ご訪問ありがとうございました。

Category: 水星の欠片

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2018-06